■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ □ ■ 米国西部、奇岩と峡谷の国立公園 第035号 ■ □ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ みなさん、こんにちは。hal-9000です。 本日は、デッドホースポイント州立公園をご紹介します。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ デッドホースポイント州立公園 推奨度(初心者) ★☆☆☆☆ 素通りでOK 推奨度(ベテラン)★★☆☆☆ グースネック形状がお好きなら別 感動度 ★★★☆☆ 初めて見ると川の威力に感動かも 雄大度 ★★★☆☆ かなり遠くまで見渡せます 迫力度 ★★☆☆☆ 高度感というなら結構あります 奇観度 ★★☆☆☆ 奇という感じではありません 穴場度 ★★☆☆☆ やや無名ですがお勧めでもないので 筆者が行った時期: × 1989年6月 × 2002年11月 ○ 2003年09月〜10月 展望台を一回りしてきました △ 2005年12月〜01月 峡谷の下部を通りましたが、公園外かも? ───────────────────────────────── ┌──────────────────┐ │デッドホースポイント州立公園について│ └──────────────────┘ グランドサークルにいくつかある、グースネック形状の峡谷の一つで す。 グースネック(ガチョウの首)形状とは、川が非常に深く蛇行してい る部分のことで、多くの場合、下流部分が上流の一部に非常に接近して いるような場所です。 水滴が垂れ落ちる寸前の形を、横に(水平に)したような形です。 テキストでは描きにくいですが、こんな感じです。 │ ___ \_/ \ _ │ / \___/ │ ↑ 川が接近 ここでは、展望台から、コロラド川がグースネック形状になっている 所を見下ろすことができます。 コロラド川などの大きな川では、こういうグースネック形状になって いる箇所は、あちこちにたくさんあります。 しかし、見栄えが良く、かつ自動車で簡単に見に行けるところは、あ まりありません。有名なのは、ここを含めて3ヶ所だと思います。 筆者は、その3ヶ所とも、行ったことがあります。 デッドホースポイントは、その3ヶ所の中で、比較的(あくまでも比 較的 ^^;)知名度が高く、モアブに近いため立ち寄る機会が割と多く、 グースネック形状の面白さは並み、高度感はやや良好、お勧め度は低め といった感じです。 他の2ヶ所も、次号・次々号でご紹介します。 デッドホースポイントは、本来はこの峡谷ではなく、峡谷を見下ろす 高台の部分を指します。 この高台の部分は、周囲を断崖絶壁に囲まれています。 昔々、野生の馬を捕まえる際に、馬をここに追い込み、崖に追い詰め て逃げ場をなくしたことに由来した名前です。 しかし、ここに来る人は誰しも、馬が云々というより、峡谷を見に来 るものでしょう。 コロラド川の流れは馬蹄形(を細長く引き伸ばしたような形)になっ ていますが、公園の名前の由来は馬蹄(ホースシュー)ではありません ので、ご注意下さい。 峡谷と無関係な名前が付いているため、名前を憶えにくい州立公園で す(^^;)。 因みに、ホースシューの名前が付いた場所が、別にあります。次々号 でご紹介します。 ───────────────────────────────── ┌─────────────────┐ │デッドホースポイント州立公園の場所│ └─────────────────┘ SaltLakeCity ├┐ │├─┬─Rich┬────────┬─GreenR─70─┬─ ├┘ │ │ │ ┌┤ │ 89 ┌─┤ │ │Moab 15 │ │ └Torrey───Hanksville ■│ Beaver ├─┘ │ │ 191 ├──┤ │ │ │ │ Pangch │ │ │ │ ├─── Escalante └───┬─Blanding CedarC─┤ │ │ / │ ├──Bluff StG───┤ MexHat │ / Kanab────Page──┐ ┌┘ │┼ / └─┐ ┌┐│ Kaibeto Kayenta───┼─ LV └┬┘└┤ ┌┴─────┘ │ \ │ │ 191 \ ├TubaCity │ 93 ┌──┤ └───┬───────┼─ \ │ │ │ │ Kingman─┴─Flagstaff ───┴─────40─┴─ モアブの少し北に、キャニオンランズ国立公園とデッドホースポイン ト州立公園の共通の入口があります。 因みに、191号線からの入口はアーチーズよりも北にありますが、 そこから道路が南下するため、公園の場所は全体にアーチーズよりも南、 モアブの南西くらいの方角です。 ───────────────────────────────── ┌────┐ │公園付近│ └────┘ ──────┬─70── │ 191 │ ┌────┤A ・・・コロラド川 │ ├┘ ・・ ├─┐ ・│・・ │ │ ・モアブ │ ■・ │ ■:デッドホースポイント州立公園 C ・・ │ A:アーチーズ国立公園 ・ 191 C:キャニオンランズ国立公園 ・ │ 前述ですが、モアブのすぐ北に、キャニオンランズ国立公園と共通の 入口があります。アーチーズ国立公園の入口よりも、少し北です。 デッドホースポイントにわざわざ行くというより、キャニオンランズ に行く時に、ついでに立ち寄る所でしょう。 分岐点には看板が完備していますので、迷うことはありません。 ───────────────────────────────── ┌────────────┐ │ビジターセンター、案内所│ └────────────┘ 州立公園としては破格の、我が目を疑うような、立派なビジターセン ターがあります。 入園料は、ビジターセンターに立ち寄って支払う形式です。 ───────────────────────────────── ┌──┐ │宿泊│ └──┘ よくわかりませんが、たぶん、公園内にあるのは、せいぜいキャンプ 場くらいだろうと思います。 モアブに行けば、宿はたくさんあります。 ───────────────────────────────── ┌────────┐ │公園内のポイント│ └────────┘ 展望台から見下ろすコロラド川のグースネックが、デッドホースポイ ントの最大の(唯一の?)見所です。 展望台は、ある程度の広さがありますが、相手は巨大なコロラド川で すので、多少移動したところで、風景が変わる訳ではありません。 展望台にしろ、ビジターセンターにしろ、ずいぶん立派にできていま す。ここには、トップシーズンなどには、大量の観光客が押し寄せるの でしょうか? このグースネックの中の島状の大地は、緑が多く、昼寝をしたら気持 ち良さそうな、平和そうな場所に見えます。 実際に行くことは、とても難しそうですが。 この平和そうな雰囲気が、ここの特徴ともいえますし、高度感がある 割に緊迫感が削がれているといってもいいかもしれません。 ───────────────────────────────── ┌──────┐ │下を走る道路│ └──────┘ 遥か眼下に見えるコロラド川沿いには、四輪駆動車専用の道路があっ て、キャニオンランズ国立公園(アイランド・イン・ザ・スカイ地区) と、モアブの町とを結んでいます。筆者も一度走りました。 上記の地図には、この道路は記載していませんが、ほぼ、コロラド川 沿い(北岸)を通っています。 なお、191号線より東は、コロラド川の南岸に移り、128号線に なります。 この道路には、キャニオンランズから、あるいはモアブからであれば、 四輪駆動車があれば行けるのですが、デッドホースポイントから降りる ことはできません。 なお、コロラド川沿いの部分(モアブからキャニオンランズの崖下ま での間)は、筆者が走った限りでは多少ゴツゴツした所がある程度で、 四駆でなくても走れそうです。しかし、キャニオンランズの崖上(主要 部)と崖下をつなぐ道路(シェーファートレイル)は、四駆でないと危 険かもしれません。 この道を走っているだけでは、グースネックは見られません。 というか、川は見えるのですが、あまりに近くから見ているため、そ れがグースネック形状になっていることがわかりません。 この道路沿い、デッドホースポイントの高台の真下より少しキャニオ ンランズ寄りに、グースネック・オーバールックというポイントがあり ますので、そこに行けばたぶん見えるのだと思います。筆者は、そのす ぐ横を2回(同じ日に1往復)通ったはずなのですが、そのポイントに 行った記憶がありません。看板等がなくて、見落としてしまったのかも しれません。 この道路が走っている所(崖の下)は、いくつかの地図で確認したと ころ、デッドホースポイント州立公園の区域外のようです。 少なくとも、ここを走る分には、デッドホースポイントの入園料は取 られません。 しかし、公園の境界というのは結構いい加減な地図が多く(あるいは 境界が変わったのかもしれませんが)、手元の地図の一つでは、肝心の 展望台が公園外になっているものもあります。 デッドホースポイントでもらった地図を見れば確かなのでしょうが、 見つかりません (^^;)。公園でくれる地図は、大事にしないと(^^;)。 道路からは、デッドホースポイントの展望台が見え、懐かしく思いま した(もちろん、展望台からも道路が見えます)。 ───────────────────────────────── ┌────────┐ │余談ですが双眼鏡│ └────────┘ 全くの余談ですが、デッドホースポイントの展望台で、フジノンの高 級双眼鏡(日本製、筆者も1つ所有)を持ってきて、「どうだ、よく見 えるだろう、おまえは日本から来たのか、日本はすごい国だな」と見せ てくれた人がいました。 その双眼鏡、非常に高性能(そして高価)なのですが、口径の割に倍 率を低くした天体観測用ですので、昼間の展望台で使っても、その威力 は全然発揮されないんですよね。 暗い時に使うと、抜群に良く見えるのですが。 昼間は、多少ランクを下げても、もう少し倍率が高い双眼鏡の方が、 よく見えます。 それを英語で説明する自信がなかったのと、せっかく日本製品を良く 思ってくれている人の夢を壊したくないことから、「よく見えますね、 高かったでしょう、これは日本でも有名な高性能双眼鏡で、私も給料を 叩いて1台買いました」などと相槌を打っておきました。 有名で高性能、それに給料を叩いたという点は、本当です(^^;)。 一般の(天文趣味ではない)人の、機械に対する知識や評価は、いい 加減だなぁと、改めて感じました。 双眼鏡や望遠鏡には、向き・不向きがあります。グランドサークルで 昼間の景色を見るのに、大口径低倍率は不向きです。 双眼鏡の話は、当メルマガの趣旨から外れるためあまり詳しくご説明 しませんが、筆者はその方面にも一家言ありますので、これから旅行さ れる方などの購入相談などには応じます。 姉妹誌の「間違いだらけの天体望遠鏡選び」には、そういう光学機材 の話がたくさん載っています。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■